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アルバイト版Geppoを活用し、離職者減少の効果を実感した事例

作成者: Geppo編集部|25/11/26 3:00

アンドトランク株式会社様は、2023年8月よりアルバイト向けに「Geppo」を導入されました。約50名のアルバイトに配信し、回答率は90%以上を維持されています。アラートやコメントへの対応を通じて離職の減少を実感されているという活用事例について、人事部の清水様にお話を伺いました。


1.    Geppoの導入背景 
2.    個人サーベイの運用について 
3.    Geppoを活用した効果
4.    PR・求める人材について

1.Geppoの導入背景

―――Geppo導入のきっかけを教えてください。

清水様:Geppoは社員向けに導入されている企業がほとんどかと思いますが、弊社はアルバイト版を導入しました。
社員よりもスタッフの人数が多いため、社員とのコミュニケーション不足から不満が溜まりやすく、アルバイト同士で話すだけでは解決に至らないネガティブな退職につながるケースを解消したいと考え、Geppoを導入いたしました。


―――情報が店舗内で留まってしまい、本社側で状況を把握できていない状態だったのですね。

清水様:その通りです。まずはアルバイトがどのような状態で業務に取り組んでくれているのか、正確な情報が欲しかったのです。
店舗で発生している悪い情報は、社員が把握していても店舗内で止まってしまい、なかなか本部に上がってこないケースが多くあります。社員としては「報告することで自分の評価が下がるかもしれない」と考えがちですが、会社としてはアルバイトの離職防止や、店舗で解消できない問題への施策を検討したいと考えていました。そのため、サーベイツールの内製化も検討していました。

―――内製を検討された中で、最終的にGeppoに決められた要因はなんでしょうか。

清水様:元々Geppoについてはサイバーエージェントの書籍で見て知っていました。本来、サーベイツールの料金はそれなりにかかりますが、Geppoは非常に安価ということもあり、内製化ではなくGeppoを導入することに決めました。

―――Geppoの設問数が3問で、5つの天気マークでの回答というシンプルさが「簡単すぎる」という不安はなかったですか。

清水様:全くありませんでした。シンプルで直感的に回答できるのが良いと考え、回答に時間を取らせることはしたくありませんでした。
設問数が多くなり回答に時間がかかってしまうと、回答しなくなったり、率直な回答でなくなったりしてしまうため、回答率にこだわりつつ、率直な意見を出していただきやすい適切な設問数だと判断しています。

―――導入時、アルバイトの方々にはどのように周知されましたか。

清水様:導入時だけでなく、毎月最終金曜日の18時頃に次の内容で周知しています。
“アンドトランクでは月に1回、コンディション把握のためにGeppoの回答をお願いしています。「仕事の満足度」「人間関係」「条件」に関する3項目に対して、「晴天」「晴れ」「曇り」「小雨」「大雨」の5つから選択するだけです。直感的に回答するだけなので、負担感はほとんどありません。より良い環境を作るために必要かつ貴重なご意見ですので、ご協力をお願いします。“


 

2.個人サーベイの運用について 

―――Geppoの管理者権限はどのように設定されていますか。

清水様:約50名の配信対象者に対し、私を含めて本社の幹部社員3名を全体管理者として、全回答を確認しています。
店長から権限が欲しいという要望もありましたが、「従業員からのダイレクトな意見を把握したい」という理由を説明し、お断りしています。

―――毎月のログインタイミングを教えてください。

清水様:毎月月初に配信されてから3日程で回答率が70%~80%くらいに達するので、その都度ログインして確認しています。それ以降は週に1度ログインし、最終的にはほぼ100%の回答率となります。

―――未回答者へのリマインドはどのようにされていますか。

清水様:Geppoからの自動リマインド以外では、毎月20日過ぎに1回実施しています。初動が早いので、回答が落ち着いたタイミングでアナウンスするようにしています。

―――回答が集まった後のアクションを教えてください。

清水様:主にアラートやフリーコメントに対しては、100%対応するようにしています。また、過去の回答から急に「大雨」になるなどの大きな変化があった場合、必要に応じて店舗上長にヒアリングをしてから、店長と回答者で面談いただくようにしています。その面談のためのアドバイスも本部から行っています。
ある程度店舗や工場の状況を確認した上で、なぜ回答者がその回答をしたのかを結びつけて仮説立てを行い、それを伝えることで、アルバイトがより発言しやすい環境を整えるように心がけています。



3.Geppoを活用した効果

―――Geppoを活用して、どのような効果を感じていただけましたか。

清水様:一番は、想定していたよりも本音で回答してくれているのが嬉しく、大きな成果だと感じています。本音過ぎてGeppoにログインするのを躊躇するくらいです(笑)。
もちろん中には全部同じ回答をする人もいますが、時折違う回答をすることもあるので、それに対して対応することもできます。
回答内容である程度何を考えているか把握した上で面談をすると、意見や不満を直接聞いた際の理解も深まりやすいと感じています。
この対応を続けたことで、実際に離職が減っていることが特に大きな効果だと実感しており、非常にありがたいです。

―――繰り返し周知されている結果が、率直な回答につながっているのですね。

清水様:そうですね。配信開始から3日ほどで70%~80%くらい回答が集まることにもつながっていますし、新人も初月から率直に回答してくれています。
毎月最終金曜日の18時に周知しているのは、弊社のアルバイトは主婦の方が多いため、15時や17時に退勤される方が多いこと、また土日だと迷惑になってしまう可能性が高いことから、一番見ていただきやすい時間を選んでいます。

―――離職が減ったと感じる、記憶に残るケースを教えてください。

清水様:正直たくさんありますが、フリーコメントにネガティブなコメントをした主力メンバーの3問の回答の変化を見ると、スコアがガクンと下がっていました。
これは由々しき事態だと感じてすぐに話を聞いたところ、アルバイトではなく正社員で働くための活動を行っていることが分かりました。
それであれば、弊社で正社員雇用を打診し、社員になってもらいました。
主力メンバーだったこともあり、退職していたら会社としても大きなダメージだったと考えられたので、今でも活躍してくれているメンバーの退職を防げたのは非常に良かったと思っています。

―――ほかには印象に残ったケースはありますか。

清水様:回答者本人の認識を正すように話をするケースもありました。
社員に対する不満のコメントに対して、会社として認識している社員の状況と、回答者本人の状況それぞれを踏まえて、回答者がなぜ、どのようなタイミングでそう感じたのかを深掘りしていきます。そうすると、回答者本人にも注意すべき点がある場合、きちんと伝えることも大事だと考えております。
多角的に見て慎重な対応を心がけています。
また、コメントだけでなく3問のスコアについてもですが、ある程度退職につながるような傾向もわかってきたので、アラートが出る前から注意しつつ店舗の社員に気にかけてもらうように伝えることもあります。そういった対応なども行った結果、離職が減ったと感じております。

―――Geppoを実施するメリットを教えてください。

清水様:離職率改善のほかでは、アルバイトの声や意見を直接聞くことができることです。
導入のきっかけのところでもお話しした通り、今まではどうしても社員からの報告だけで、直接アルバイトとやり取りすることがありませんでした。そのため、現場の声をダイレクトに聞けるのは一番大きいと思います。

4.    PR・求める人材について

―――貴社の求める人材について教えてください。

清水様:弊社の業務は主にオーディオ・楽器・カメラの買い取り業務になります。社員はお客様のご自宅に出張買取に行くのがメインとなり、アルバイトの業務は、出張買取に行くまでの受付や、買取後の動作確認、ネットオークションへの出品や発送など、様々な業務があります。
そうした中で、やる気があることは前提ですが、通年募集しているのは買取スタッフです。
オーディオ・楽器・カメラが好きなスタッフが集まり、専門知識を持った人がお客様のもとに買い取りに行く。これが仕入れとなります。
業務としてはこれが花形ではありますが、当然、広告を出す従業員がいたり、アポインターがいたり、検品後清掃・撮影・出品をする従業員がいて、商品が売れたら梱包して発送する従業員がいます。ここまでして利益を出すことができます。
そのため、我々はチームだということを常日頃伝えているので、チームワークを大事にできる人が特に求める人材となります。

―――本日は貴重なお話ありがとうございました。

 

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