カテゴリー: Geppo導入事例

 

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私らしい働き方を叶えるライフ&キャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」をはじめ、コミュニティブランドを運営する創業5年目(2021年7月現在)のスタートアップ企業、SHE株式会社。

様々なメディアで取り上げられることも多く、従業員の採用も順調に進んでいる一方で、コロナ禍によるリモートワークが続いている。そんな同社でどのようにGeppoをご活用頂いているかHRグループの松尾様、大本様にお伺いいたしました。


 

事例サマリテンプレート:SHE様事例

 

ーーーGeppoを導入いただいた背景を教えてください。

松尾様:社員数が15名を超え、事業の成長と社員の採用との折り合いが付きづらくなり業務過多になってしまうことや、コロナ禍でリモートワークが増えてきた中、社員の健康やメンタルの状態を人事で把握しフォローをしたいと思い導入しました。

 

ーーー2020年11月に全社導入頂いてから、対象人数を増やしていただいておりますが、現在採用にはかなり積極的に動かれているのでしょうか?

松尾様:はい。事業を一緒に創ってくれるメンバーを各ポジションで積極的に募集しています!今期中に20名以上の採用を計画しており、働く魅力をより多くの方に伝えるため4月に採用サイトをリニューアルしました。(HPはこちら

 

ーーー御社が採用されたい人物像はどのような方なのでしょうか?

松尾様:ビジョン・ドリブンであり、それぞれの持ち場で何ができるか考えてくれるメンバーですね。会社のビジョンに共感し、実現するために周囲と協力しながらしなやかにコトを前に進めていける、そんな方を求めています。

 

ーーー採用サイト内で各メンバーにキャッチフレーズがつけられていますが、どのように作成されたのでしょうか?

松尾様:SHEでは一緒に働くメンバーの個性を尊重する文化があります。お互いをよく知るメンバーどうしで紹介文を作ったり、キャッチフレーズを作るのが得意なメンバーにたたきを作成してもらい、全員でブラッシュアップしました。

大本様:ページの構成上全員分入れられるか?という話もありましたが、一人一人の個性を尊重している弊社らしさが出せると思い全員分のキャッチコピーとプロフィールを作成しました。

 

ーーーメンバー同士がコミュニケーションをとり、お互いの人となりを知っているからこそですね。本来コミュニケーションを頻繁に行っていたのが、コロナ禍でリモートワークになることでどのような弊害があったのでしょうか?

松尾様:組織風土的にコミュニケーションを大事にしている会社なので、オンライン環境下では大きな影響がありました。業務上のやり取りだけがオンラインで行われ、雑談の機会が減ってしまうという点です。
例えば厳しいフィードバックがあった場合、対面であれば仕事に関するフィードバックを受けただけで、本人を否定している訳ではないと直接伝えて印象を更新することができます。
しかし、リモートワークになりそれがうまく伝わらず、心理的安全性が下がってしまうのではないかという懸念がありました。
Geppoを導入し、社員の心と体の健康状態を知ることでフォローをしたいと考えています。

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HRグループ GM 松尾 恵梨子様
(キャッチフレーズ:エモとユーモアで組織と個人を導く、エンジンでかめのHRマネージャー)



追加質問を活用し、自分の状態だけでなくメンバーの状態も回答してもらう。


ーーー現状Geppoをどのように運用していただいているのでしょうか?

松尾様:毎月実施するパルスサーベイと、20年11月と21年5月に組織サーベイを実施しました。
パルスサーベイは全従業員に回答いただいています。回答内容は人事しか見ていないことを回答者に強く伝えて、個人の特定ができない組織別の平均スコアのみ管轄役員に報告しています。
人事で回答内容を確認し、アラート発生者には30分の面談を行っており、背景をヒアリングをしたうえで解決できる部分は解決策を提示しています。
追加質問は、「自分以外のメンバーについて気になっている事や心配事がありますか?」という質問を設定しています。
周りのメンバーに気を配れ、目が留まる優しいメンバーが多く、自分自身は調子が良くても組織内のモチベーションが下がってしまう可能性や、会社に対して思っている事、普段言いにくいことを回答してくれているので、本人に事実確認をしたうえで、人事として対応できるのがとても良い活用になっています。

 

ーーーSHE様ではフリーコメントの入力率が25%~30%と高く(全体平均11~12%)内容も各人が気づいたことなど、回答者の声がよく上がっている印象です。フリーコメントや追加質問への回答は人事やGeppo活動が評価されていないと出にくいものですが、この点からも人事のお二人への信頼を見て取れると感じました。

松尾様:人事としての立場は意識しています。人事からの約束事として2点社員に伝えています。
①ニュートラルな存在であること
②現場を知る人事でいること
人事に評価されてしまうのではないかとよく思われてしまうのですが、評価体制の整備はしますが評価者ではないので、内容を評価会議で伝えるわけではなく、あくまでもニュートラルな存在として社員や組織のために施策を打つ立場であることを強く伝えています。
Geppo以外にも、HR目安箱や360度フィードバックを実施していますが、すべて公開範囲を開示し、本人の許可がない限り役員に伝える事はないとしつこいくらいに伝えています。
その成果か、いろいろな相談が来るようになり、Geppoの高いコメント率にもつながっているのだと思います。

 

ーーー複数のサーベイを行っていると、公開範囲がわからなくなり無難な回答になってしまう事もあるので、しつこいくらいがちょうどいいのかもしれません。
人事と従業員の関係性がかなり良好であることも、高い回答率・コメント率に影響していそうです。

大本様:フリーコメントを入力してくれたメンバーは「組織をもっと良くしたい」という想いを持ってくれています。
そのためヒアリングするときには、どんなコメントに対しても「貴重な意見をありがとう!助かるよ!」とお礼を伝えていて、「伝えてよかった」と思ってもらえる空気感を醸成するようにしています。

 

ーーー組織サーベイについて、御社はeNPSが半数近く「推奨者」でプラス値が出ていたり、説明因子は18問設問中でほとんどが平均3点後半から4点以上(5点満点)で大変高いスコアが出ておりますが、運用についてはいかがでしょうか。

松尾様:組織サーベイは役員をのぞいたメンバー全員に回答をお願いしています。閲覧範囲はパルスサーベイと同じで個別の回答は人事のみ、個人が特定できない組織平均は担当役員に開示しています。
360度フィードバックと同じタイミングで実施し、役員のパフォーマンス評価やバリュー評価をメンバーにしてもらうのと、心理的安全性や共有認知が組織内でどのくらい生まれているか項目を作成し、回答してもらいました。
課題感としては、組織サーベイと360度フィードバックで同じものが出てきたので、それに対する打ち手を実施しています。
例えば、会社のフェーズ的に求めるマネジメントのあり方を設定するため、役員合宿を実施したいと思っていますが、マネジメントのあり方について「こうするべき」という強制を役員同士でやることは、弊社のビジョンやミッション、CREDO(大切にしている指針)として打ち出している事に反してしまうため、避けたいと思っています。
それぞれがどうマネジメントしていきたいか、どのようにマネジメントをしたら最高価値を生み出せるのかを考えることを大事にしたいと思っています。
そこに、CREDOを持ち込んだ上で考えた行動指針に対して、メンバーがサーベイを使って評価できることで、ずれをなくしていきたいと思っています。



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HRグループ 大本 美友様

(キャッチフレーズ:しなやかにマイペース、歴史を作ってきたSHEの守り人)



新入社員の入社前後のギャップを減らすため、どのような改善を行ったのか


ーーーGeppoから上がってきた内容に対応をする中で、現状オンラインが中心になっていると思いますが、気をつけている事はありますか?

松尾様:文字だけだと感情が分かりにくくなってしまうので、チャットでは絵文字やスタンプを多用したり、枕詞を使ったりしています。また、ミーティングの開始5分位使って、現在の仕事内容や軽い雑談をする「お気持ち共有」をしています。

 

ーーーGeppoの回答から実際に改善できた事例はありますか?

大本様:社員の増加に伴い人事側でもっとサポートできることがありそうだということが分かり、入社者が組織にいち早く馴染んでスムーズに業務にをスタートできるよう、オンボーディング体制を整えました。

松尾様:大きく2つあります。

①入社研修の実施

  • 以前は現場主導の研修がメインでしたが、人事側で、入社初日は会社や組織の説明、会社に求められることやCREDOのインプットを実施。
  • 入社後1か月と3か月で必ず人事面談を実施。
  • メンター制度を導入し、入社後2か月は直接仕事をしない他組織のメンバーでコミュニケーションスタイルが合いそうなメンバーをメンターにする。

②入社前

  • 会社説明会の実施、資料ベースで説明を行い、理解をしてもらう。

 

ーーー入社前後のギャップを減らすための施策を実施されてらっしゃるんですね。

一般的には中途採用や新卒では1年目から3年目で徐々にスコアが下降する傾向にありますが、こういった活動をされている事で高いスコアが維持できているんですね。

大本様:少人数でお互い顔を見ながらコミュニケーションをしていましたが、人数が増えてきて顔を合わせる機会が少なくなってきており、コミュニケーションが希薄になると心理的安全性が下がるという事が目に見えたので、これからもブラッシュアップしていきたいです。

 

ーーー本日は貴重なお話ありがとうございました。

Geppo製品イメージ

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