今回ご紹介したいのは「従業員への個別フィードバック」についてです。
Geppoは従業員のコンディションを見える化し、効率よくフォローするのをサポートするHRテックツールですが、従業員の信頼を獲得するには、人の温かみを感じさせることが重要だと考えています。
そのために重要な「従業員への個別フィードバック」のポイントを見ていきましょう。
「血の通った科学」とは?
Geppoの前身であるGEPPOを運用しているサイバーエージェントでは、人事異動や採用をほとんど感覚で決めていた部分があった状態を変えようということで、きちんと人材に関するデータを一元管理し、採用や人事の判断をデータに基づいた「科学的」なものにすることで、「適材適所」を実現しようと、「GEPPO」をはじめとしたシステムを利用し人事データの収集・管理を行っています。
人のことを数値データだけで語るのは危険で、「血の通った科学」「湿り気のある科学」を目指していこうと担当者は語っています。
まずは人間の「感覚」を大事にしつつ、その裏付けとして、データを少し添えるぐらいのイメージと語られています。
われわれGeppoとしても、毎月のGeppo活動にもっとこういう考え方を取り入れられないかなと考えています。
従業員はどんな時に安心するのか?
毎月のGeppoの回答は従業員から人事(管理者)へのメッセージです。
フリーコメントの部分は、全て読み込んで反応してあげることが理想です。
人がちゃんと見てくれている、反応してもらえるという体験が、自分は会社に大事にされているという実感につながり、エンゲージメントが高まっていくでしょう。
実際、Geppoを上手く運用されている会社様の中には、この従業員とのやりとりのきめ細やかさが際立っている会社様が多いです。
少々手間はかかっても、初動対応のメールは個人に沿った内容に出し分けていたり、今までの回答をふまえてコミュニケーションを取ったり、そういった工夫が従業員のGeppo担当者への信頼、エンゲージメント向上につながっているのだと思います。
従業員へのフィードバック具体例
アラートが出ている従業員やコメントを記入してくれた従業員には細かいフォローをするのが理想ではありますが、なかなかそこまでの工数を確保するのが難しい、という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、Geppoの機能を使っての効率的で効果的なフィードバックについて一例ご紹介させていただきます。
アラートからの復活者に対して進捗フォロー
Geppo新機能「アラート振り返りレポート」を活用すれば、前月のアラートからスコア改善した人を簡単に抽出でき、フォローが行いやすくなります。
毎月のGeppo活動としては以下のような流れです。
①ダッシュボードの「アラート発生者数」を開く
②従業員別レポートで気になる人に対応を決め「アラート対応追加」をする
③面談などの対応をして「アラート対応履歴」を更新する
④翌月アラート振り返りレポートでスコアが改善したかを確認する
⑤改善幅の大きい従業員を抽出し、履歴を確認しながら前月のアラート対応をふまえた応援メッセージなどを送る
アラート振り返りレポートが対応した従業員の改善状況を把握することに留まるのではなく、こうしたGeppo担当者と従業員の関係性を深めるプラスのコミュニケーションにつなげていただけると嬉しいなと思っています。
Geppoの優れた運用をするうえでのポイントとして「従業員への個別フィードバック」についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
きめ細やかなフォローはもちろんその分時間もかかってしまいますが、人事として会社としての従業員を大切に思う気持ちを伝える機会になるとも考えます。
できることから是非少しずつでもはじめてみてください。