リーダーシップとは?リーダーシップを高める方法

By Geppo編集部 |
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カテゴリー: リーダーシップ 人事基礎知識

リーダーシップを発揮する社員のイメージ

高いリーダーシップを持つリーダーに率いられたチームは、メンバーのモチベーションが高まるとともにコミュニケーションも活発化します。リーダーの資質がある人は生まれつきの才能を持っていると思われがちですが、リーダーシップは知識や経験によって鍛えることが可能です。今回は、リーダーシップを高める方法や事例を紹介します。 

■リーダーシップとは

リーダーシップとは何か考える社員のイメージ

組織に所属していると、必要とされるリーダーシップ。さまざまなスタイルのリーダーがいますが、どのスタイルのリーダーシップを発揮するときでも行動力やメンバーからの信頼が必要です。まずはリーダーシップの概要を確認しましょう。

●リーダーシップとは

「リーダーシップ」はさまざまな定義付けがされていますが、一般的には「チームや組織を率いて目標達成に向かう能力」のことを指し、多くは指導者の統率力を表します。

また、「リーダーシップ」と似た言葉に「オーナーシップ」がありますが、「オーナーシップ」には「主体性と責務を自身が発揮する」という意味があるため、チームに働きかけるニュアンスが強い「リーダーシップ」とは少々意味が異なります。

また、「リーダーシップ」と「マネジメント」も、よく比較される言葉です。「リーダーシップ」は現状を変えるために働きかける能力であり、「マネジメント」は現在の環境に適応して既存のシステムを動かす能力です。どちらも企業に貢献する能力であることは共通していますが、目的が異なるといえるでしょう。

●リーダーシップの種類

アメリカの心理学者であり、長年EQ(心の知能指数)を提唱してきたダニエル・ゴールドマンは、リーダーシップを以下の6種類に分類しました。リーダーは無意識のうちにいずれか1種類、または複数種類を使い分けていると言われています。6種類のリーダーシップを見てみましょう。

・ビジョン型リーダーシップ

目指すべき目標を示し、目標に向かってメンバーを導いていくという、最も前向きなリーダーシップスタイルです。目標に向かう方法はメンバーに任せるため、メンバーの組織への帰属意識が高まります。

・コーチ型リーダーシップ

1対1の対話を通じて、メンバーのコーチとなってサポートしていくスタイルです。それぞれのメンバーの個性を活かせます。メンバーが、コーチ型リーダーシップのもとでモチベーションを高く持ち続けられれば有効なスタイルです。

・関係重視型リーダーシップ

メンバーの感情を重視して信頼関係を築き、メンバー同士の良い関係を作って目標に向かわせるスタイルです。協調性や友好関係が重視されるので融和を図れます。しかし、友好関係を優先させすぎるとパフォーマンスが低下することもあります。

・民主型リーダーシップ

メンバーから広く意見を集めて参加させることで、前向きに目標へ進ませるスタイルです。結果よりもプロセスを重視します。結論が出にくいため、緊急時には向かないというデメリットがある一方で、実態を正確に把握したり多くのアイデアを発掘したりしたいときには有効です。

・ペースセッター型リーダーシップ

難度の高い目標の達成を目指すために、リーダーが手本を示すスタイルです。優秀なメンバーが揃っていればいるほど効果は高まりますが、メンバーがリーダーのようにできない場合は、メンバーのプレッシャーが増大する危険性もあります。

・強制型リーダーシップ

命令に従うことをメンバーに要求するスタイルのリーダーシップです。リーダーが裁量権を一人で握り、支配・監視を強めます。危機的状況からの脱出に有効とされますが、基本的には組織の衰退と崩壊を招きます。

今回は、ダニエル・ゴールドマンのリーダーシップをご紹介しましたが、自分がどの型に当てはまるか、というところが大事なわけではありません。リーダーは、自身の統率力やメンバーの能力などを考え、最適なスタイルのリーダーシップを選びながら目標に向かって進むことが重要です。いずれのリーダーシップを発揮する場合でも、以後にご紹介するリーダーシップに必要な能力を備える必要があります。

■リーダーシップが発揮されている状態とは

ミーティングでリーダーシップが発揮している社員のイメージ

リーダーシップが発揮されることで、企業は組織力を高めるといったポジティブな影響を受けられます。リーダーシップが発揮されている状態がどのようなものであるかを見てみましょう。

●リーダーシップが発揮されている状態とは

リーダーシップが発揮されている状態とは、以下のような状態を指します。

・行動によって周りに良い影響を与えられる

先に示した6種類のリーダーシップを見ても、手本となる、対話をする、感情を合わせるなど周りに何らかの良い影響を与えているスタイルが多いといえます。つまりリーダーシップが高い状態とは、周りにポジティブな影響を与えられるということです。メンバーを率いて企業が目的としている結果を出すことも、リーダーシップが発揮されることで得られる良い影響の1つです。

・組織が活性化される

リーダーシップはメンバーの自主性を促したり、メンバーとの対話をしたりすることで目標達成に向かわせるものです。リーダーシップを発揮してメンバーに意見を求めたり、コミュニケーションを活発化させたりすることで、対人関係が整います。対人関係が良好になると目的や情報の共有がスムーズに行なわれ、組織が活性化されるという効果を得られます。

●リーダーシップ能力が高い人とは

メンバーを率いて、良い影響を与えるリーダーは、どのような能力を備えているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

・行動力がある

リーダーの資質を備えている人の特徴としてまず挙げられるのが、行動力があることです。自身は行動せず、口で指示するだけというタイプは、リーダーシップがあるとはいえません。自身が率先して行動することで、メンバーが後に続きます。行動力には業務を実行することに加え、意思決定力も含まれます。複数の選択肢が生まれたときにきちんと意思決定することは、リーダーとして行動力があるといえます。また、自身が行動するだけではなく、メンバーが行動するのを促すために働きかけることもリーダーに必要な行動力です。

・誠実である

誠実な人間性も、リーダーシップに必要不可欠です。行動力や意思決定力といった能力だけが優れていても、メンバーやクライアントに対して不誠実であれば、リーダーシップが高いとはいえません。リーダーに必要な誠実さは、メンバーを思いやる愛情と倫理によって判断されます。

・信頼されている

経営学の泰斗であるピーター・ドラッカーは、リーダーシップ能力が高い人を「つき従う者(フォロワー)がいる人」と定義しています。これはリーダーがメンバーを強制的に従わせるのではなく、信頼されているからこそメンバーが自らの意思で従うということです。メンバーから信頼される条件の1つに、「一貫性」が挙げられます。リーダーの資質がある人は思考と行動のスタイルが一貫しているからこそ、説得力が増し、メンバーの信頼を得られるのです。

リーダーの資質がある人は、行動力があり誠実で、周りから信頼されているということがわかります。これらの特徴は、先天的なものではなく、後天的要素が強いものです。これからご紹介する方法を実践して、リーダーシップを高めることが可能です。詳しく見ていきましょう。

 

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■リーダーシップを高める方法

リーダーシップが高い社員のイメージ

リーダーシップは、天性の「才能」ではなく、訓練することにより高めることができる「能力」であり「スタンス」です。主にリーダー自身の意識を変えることにより、リーダーシップに必要とされる行動力や仲間からの信頼度を向上させることが可能です。

●リーダーシップを高めるには

リーダーシップに必要な素養は、以下の項目を意識することで身に付けることができます。

・チームを信頼する

何でも自分が行ってしまうリーダーがいますが、これではリーダーシップは高められません。逆にメンバーは離れていくこともあります。チームで仕事を進める以上、メンバーを信頼することが大切です。メンバーを信頼して適切に仕事を分担することで、チームのモチベーションが上がり、メンバーからの信頼も集まります。メンバーから十分に信頼されることで結果的にリーダーシップが発揮され、結果を出しやすくなります。

メンバーを信頼し、またメンバーから信頼されるために意識すべきは、情報の共有です。メンバーを信頼して情報を共有することで、困難な状況に陥っているときでもリーダー1人では考えつかなかったアイデアが生まれる可能性があります。結果として、リーダー1人だけで課題に取り組むよりもスムーズに解決できるケースは珍しくありません。

・自分の意思を明確にもつ

意思決定力を磨くことも、リーダーシップを高める方法の1つです。目標達成のためには、意思決定を行う場面がたびたび出てきます。その際、自分の意思を明確にしてリーダーという立場から適切な判断をくだすことで、結果を出せるのです。

意思を明確に持って判断する能力は、知識をつけたり、論理的思考力を養ったりすることで高められます。知識をもとに目の前にある選択肢の内容を把握し、リスクを回避し、適切な判断をくだす論理的思考力は、学習や業務経験によって積み重ねられるものです。日頃から業務に関わる知識の吸収に励むとともに、自分がこの状況に陥ったらどう判断するかを考え、論理的思考力を磨きましょう。

・ポジティブになる

リーダーシップを高めるためには、ポジティブでいる必要があります。ミシガン大学のフレドリクソン氏とブラニガン氏が発表した論文によると、リーダーが楽観的な組織は、クリエイティブなアイデアが出やすいとされています。斬新なアイデアを集めるためにも、リーダーはポジティブでいる必要があるのです。

また、リーダー自身がポジティブになることに加え、メンバーがポジティブになることを促すという役割もリーダーにはあります。チーム内のポジティブなメンバーを支援することで、徐々にチーム全体がポジティブになり、目標達成につながるのです。

リーダーシップを高めてチームで目標達成を

チームを目標達成へ導くリーダーのイメージ

リーダーシップが発揮されると、組織力の向上やチーム内のコミュニケーション活発化といった良い影響を受けられます。リーダーシップは、訓練することで身に付けられる能力です。日々の業務のなかでチームとの信頼関係を意識したり、ポジティブさを保ったりすることでリーダーシップを高め、チームを目標達成へ導きましょう。

 

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